「美容整形はもう怖くて行けなくて。糸リフトとかまでは考えてないんですけど」
これは、顔のたるみの相談の場で、51歳の方から実際に聞いた言葉です。切るのは怖い。でも、あごのラインのもたつきや、頬が下がって見える顔は、もう化粧では隠しきれない。
痛いのか、仕事を何日休むのか、いくらかかるのか。同じ気持ちで「たるみ 美容医療」と調べている50代の方は少なくありません。
結論から言うと、顔全体・フェイスラインのたるみに使われる美容医療は6種類です。フェイスリフト手術、糸リフト、HIFU(ハイフ)、高周波(RF)、フラクショナルレーザー、注入。
どれが合うかは「たるみの深さ」と「受け入れられる負担と費用」で決まります。
ただ、種類を知るだけでは足りません。学会の指針では、切らない機器3つも糸リフトも「弱く推奨」の位置づけで、機器3つの効果は手術や注入に及ばないと書かれています。
さらに、糸リフトの糸とHIFUの機器には、指針の時点で国内の承認品がありませんでした。知らずに選ぶと「思ったほど変わらない」「続けると高くつく」につながります。
この記事は、美容医療に関わる5つの学会(日本美容外科学会など)が承認した「美容医療診療指針(令和3年度改訂版)」と厚生労働省の施術前チェック、2026年10月〜11月に全国の美容クリニック・皮膚科の公式サイトで集めた料金表をもとに整理しました。
- 6つの美容医療が、それぞれ何を変えるか
- 鏡で、自分のたるみの深さの見当をつける方法
- 学会の指針が、6つをどう位置づけているか
- 費用・休む日数と、1年あたりの総額
- カウンセリングで医師に聞く5つ
読み終えたら、鏡で深さの見当をつけ、候補を1〜2つに絞って、医師に聞くことを紙に書き出してみてください。
この記事を書いてる人
一般社団法人 国際セルケア推進協会(ICCA) 代表理事
肌育サロン 天使のしずく 本店”文 梨華
1986年生まれ
福岡在住,4児の母
“再生美容を身近に”という想いで幹細胞エクソソームを使用した、顔のたるみ特化型「移動式サロン」を全国12店舗展開中。“自分”をあきらめず、もう一度人生を育てなおすという選択肢を持つため「整形でもエステでもない、新しい美容のかたち」を体現。妥協なく見た目だけでなく“心まで動かす美容”を提供している。「天使のしずく公式YouTube」を運営中。
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たるみの美容医療は6種類。顔全体・フェイスラインに合う方法の早見

顔全体・フェイスラインのたるみに使われる美容医療は6種類で、それぞれ「変えるもの」が違います。
比べるときの物差しには、美容医療に関わる5学会が承認した美容医療診療指針(令和3年度改訂版)を使います。治療ごとに「勧められるか」をまとめた、医師向けの資料です。
6つの方法と、向くたるみ
指針は、軟部組織がゆるんで顔全体や一部が下がるたるみには、フェイスリフト手術や糸リフトが、軽い場合はレーザー治療などが使われていると整理しています(指針 65ページ)。6つを並べると、次のとおりです。
| 方法 | 変えるもの/ 向くたるみ/ 指針での位置づけ |
|---|---|
| フェイスリフト 手術 | 皮膚を切開し、下がった組織と皮膚を引き上げる/ 輪郭が大きく下がったたるみ/ 下がりの強いたるみに使われる方法として記載(手術だけの推奨項目はない) |
| 糸リフト | 皮膚の下に入れた糸で組織を引き上げる/ 輪郭の下がり/ 弱く推奨(効果は一時的で、大きくはない) |
| HIFU (ハイフ) | 超音波の熱で、皮膚の深い層を引き締める/ 軽い下がり・あごのラインや頬/ 弱く推奨 |
| 高周波 (RF) | 高周波(ラジオ波)の熱で皮膚の内部を温め、修復を促す/ 肌のハリ・顔の下から外側(フェイスライン)/ 弱く推奨 |
| フラクショナル レーザー | 細かい点状にレーザーを当て、肌の再生を促す/ 肌のハリ・小じわ寄り/ 弱く推奨 |
| 注入 (ヒアルロン酸 など) | 減ったボリュームや影を内側から補う/ 下がりで目立つ影やへこみ/ 弱く推奨 |
表の「弱く推奨」は、指針で「治療を希望する人には、行うことを弱く推奨する」という意味です。どの方法も、受ける人によって向き・不向きがあります。
「一番効く」のはどれ?変化が大きいほど、負担と費用も大きい
1つの「一番効く方法」は決まりません。
変化の大きさで見ると、指針は切らない機器3つについて「効果は外科手術や注入剤を用いた治療に及ばない」と書き、糸リフトについては「効果は大きなものではなく、持続も短い」と書いています(指針 49ページ・73ページ)。
ただし、変化が大きい方法ほど、体の負担・休む日数・費用も大きくなります。
選ぶときの物差しは「どれが強いか」ではなく、「どこまでの変化を望むか」「何日休めるか」「1年にいくら使えるか」の3つです。
6つとも医師が行う医療。エステとの線引き
6つとも、医療機関で医師が行う方法です。フェイシャルエステは肌を整え、ハリのある印象に近づけるもので、切る・糸で引き上げる・形を変えることはしません。
HIFUは、医師免許のない人が行えば医師法違反になると、2024年6月に厚生労働省が示した施術です(厚生労働省の通知「医師免許を有しない者が行った高密度焦点式超音波を用いた施術について」)。受けるなら医療機関で受けます。
エステでできることと医療の領域の分け方は、顔のたるみ エステで治る?効果と限界・50代が後悔しない選び方で、エステのHIFUの扱いはエステ ハイフは違法?で詳しく紹介しています。
鏡で、自分のたるみの深さの見当をつける

施術を選ぶ前に、鏡で「肌のハリが落ちた程度」か「輪郭が下がるほど」かの見当をつけると、候補を絞りやすくなります。カウンセリングで医師に話す材料にもなります。
正面・あごを引いた顔・横顔・指で持ち上げた顔の4つを見る
同じ明るさの場所で、次の4つを見比べます。スマホで撮って並べると、変化がわかりやすくなります。
- 正面:表情を変えずに、頬の位置と影の出方を見る
- あごを少し引いた顔:フェイスラインに皮膚が重なるかを見る
- 横顔:頬からあごにかけての線がぼやけていないかを見る
- 指で軽く持ち上げた顔:耳の前あたりの皮膚を上に軽く持ち上げ、影がどれだけ薄くなるかを見る
「肌のハリ」が中心か「輪郭の下がり」が中心かで、候補が変わる

4つの見え方から、次のように見当をつけます。
| 見え方 | 中心と考えられるもの/ 検討の中心になりやすい方法 |
|---|---|
| 輪郭ははっきりしているが、肌全体に締まりがなく、細かいしわが目立つ | 肌のハリの低下/ 高周波(RF)・フラクショナルレーザー・HIFU |
| 頬のボリュームが減り、へこみや影が目立つ | ボリュームの減り/ 注入 |
| あごを引くと皮膚が重なり、横顔の線がぼやける。持ち上げると大きく変わる | 輪郭の下がり/ 糸リフト・フェイスリフト手術 |
50代は、いくつかが重なっていることがよくあります。これは見当をつけるための目安で、正確な見立ては医師の診察で確かめます。
たるみがなぜ50代で急に進むのか、肌・脂肪・筋膜・骨の4つの原因から確かめたい方は、たるみ 50代で急に進む4つの原因と40代との違いをご覧ください。
輪郭が下がるたるみに使う「フェイスリフト手術」と「糸リフト」

輪郭が下がるほどのたるみには、組織を引き上げる手術と糸リフトが使われます。引き上げる力は大きい一方、手術は体の負担と休む日数が大きく、糸リフトは持続に限りがあります。
フェイスリフト手術:変化は大きいが、体の負担と休む日数も6つの中で最も大きい
フェイスリフト手術は、耳のまわりなどを切開し、下がった組織と皮膚を引き上げる方法です。6つの中で、輪郭の下がりそのものに最も直接働きかけます。
そのぶん、体の負担と休む日数は6つの中で最も大きくなります。料金表にフェイスリフトを載せていた36院のうち、休む日数の目安を書いていた16院では、抜糸は術後5〜7日、大きな腫れや内出血は「1〜2週間」とする書き方がほとんどでした。
傷の赤みやむくみが落ち着くまで「1〜2か月」と書く院もあります(2026年11月2日に各院の公式サイトで確認)。
なお、指針には、手術だけを取り上げて「勧められるか」を示した項目はありません。下がりの強いたるみに使われる方法として書かれています(指針 65ページ)。
どのくらい変わるか、どのくらい続くかは、医師に自分の場合で聞いて確かめます。
糸リフト:持続に限りがある。続けるなら「本数×回数」で考える
糸リフトは持続に限りがあるため、続けるなら1回の値段ではなく「本数×回数」で費用を考えます。
指針によると、糸リフトはフェイスリフト手術より短時間で、休む日数も少ない方法です(指針 71ページ)。一方で、長く経過を追った報告では、6か月後には効果が弱まり、12か月後にはほとんど失われるとされています(指針 72ページ)。
たるみの相談の場でも、糸リフトを受けたことのある60歳手前の方から「勧められた本数より減らしても、総額で50万円ほどかかった」「ずっと続けないと無理だなと思う」という話を聞きました。
1年で効果が薄れていくなら、続けるたびに同じくらいの費用がかかる計算です。
これを知らずに受けると、体に何を入れたのかを後から確かめにくくなります。知っていれば、受ける前に「糸の名前と種類」「何本使い、どのくらいもつのか」を聞けます。
合併症は、皮膚の部分的なくぼみ、左右差、内出血、糸が触れる感じ、痛みなどで、多くは一時的です。ただし、まれに糸を抜く必要がある重い合併症も起こりえます(指針 72〜73ページ)。
また指針は、糸リフトをフェイスリフト手術と組み合わせた場合の結果は有望としています。
たるみのレーザー・高周波(RF)・HIFU:切らない3つは「効果の上限」を知って選ぶ

切らない3つは、傷あとが残りにくく体に何も残らない代わりに、変化の大きさに上限があります。指針は3つとも「弱く推奨」で、効果は外科手術や注入に及ばないとしています(指針 49ページ・51ページ・53ページ)。
3つの共通点:傷あとは残りにくく、体に何も残らない
3つとも、熱のエネルギーを皮膚の内部に届けて、引き締めや肌の再生を促す方法です。指針は、瘢痕(傷あと)が残ることはまれで、体内に異物を残さないことを、選ぶ理由に挙げています。
切らずに済み、異物が残らない。そのかわり、手術ほどの変化は望めない。この2つをセットで受け止められる方に向く方法です。
HIFU:あごのライン・頬・口まわりで差が出やすい。照射中の痛みと神経の副作用に注意
HIFU(高密度焦点式超音波)は、超音波を一点に集めて皮膚の深い層を熱で固め、たるみやハリの改善を誘導する方法です(指針 48ページ)。
指針が紹介している研究では、施術の前後で差が出やすかったのは、あごのライン・頬・口まわりでした。フェイスラインが気になる方が検討しやすい方法です。
一方で、照射中から照射後に、一時的な痛み・赤み・むくみ・内出血が出ることがあり、照射中の痛みは25.3%の人に出たという報告があります。
解剖の知識なしに当てると、皮膚の下の神経や血管を傷つけるおそれがあり、施術後に一時的なしびれが出た例も報告されています(指針 53ページ)。
指針(令和3年度改訂版)の時点では、HIFUの機器はすべて国内未承認でした。その後に承認された機器があるかは、使う機器の名前を聞いて確かめます。
高周波(RF):変化が出やすいのは顔の下・外側。数か月かけて出る
高周波(RF)は、高周波(ラジオ波)の熱で皮膚の内部を温め、組織の修復と再生を促す方法です。指針によると、見た目にはっきり変わるのは顔の下から外側、つまりフェイスラインの変化が大きいと言われています。
その場で感じるハリに加えて、数か月かけて出てくる変化もあります(指針 48ページ)。
副作用には、やけどや傷あとがあります。指針の時点で国内承認を受けていたのは1種類だけでした(指針 51ページ)。使う機器の名前と、承認品かどうかを聞いておきましょう。
フラクショナルレーザー:肌のハリ寄り。色素沈着に注意
「たるみ レーザー」で出てくるレーザーのうち、指針がたるみとシワに対して位置づけているのは、フラクショナルレーザーです。肌に細かい点状にレーザーを当て、皮膚の内部の修復と再生を促します(指針 48ページ)。
輪郭の下がりよりも、肌のハリや小じわに働きかける方法です。副作用には、色素沈着・やけど・傷あとがあります。
指針の時点では、炭酸ガスレーザーの本体は国内承認品が多い一方、細かい点状に当てるための部品で承認を受けていたのは1種類だけでした(指針 49ページ)。
「リフトアップ」という言葉は、指針では主に手術と糸に使う
指針は、「リフトアップ」という言葉を主に外科的治療(糸リフトを含む)の効果に使うと決めています(指針 25ページ)。
広告で「切らずにリフトアップ」と見ると、手術に近い変化を思い浮かべがちです。言葉の範囲を知らないと、期待と結果がずれます。知っていれば、「どのくらい上がるのか」「写真で見せてもらえるか」を具体的に聞けます。
注入(ヒアルロン酸):下がって目立つ影や、減ったボリュームを補う

注入は、組織を引き上げるのではなく、減ったボリュームや影を内側から補う方法です。
注入でできること・できないこと
指針によると、ヒアルロン酸に代表される注入剤は、顔のシワの改善や、骨や脂肪のボリュームの減りを補うことに使われ、量や場所によって小さな変化からある程度大きな変化まで出せます(指針 54ページ)。
ヒアルロン酸は数か月〜1年ほどで分解・吸収されるため、続けるならくり返し受けることになります(指針 59ページ)。
指針は、顔のシワへのヒアルロン酸注入を「弱く推奨」とし、合併症は軽いものがほとんどとしています。ただし、血管の中に入ってしまうと、皮膚の壊死や失明といった重い合併症が起こることがあります。
国内の承認品があるため、まず承認品を選ぶべきとも書かれています(指針 55ページ・56ページ)。
輪郭が大きく下がっている場合は、注入だけでは引き上がりません。入れる量や場所によっては見た目のバランスに違和感が出ることもあるため、量は医師とよく相談します。
笑ったときに出る表情じわには、筋肉の動きを弱める注射が使われることがあります。これはたるみではなく表情じわのための方法です。しわのタイプ別の方法と費用は、シワ改善の方法は3つ|3タイプ別の選び方と費用で紹介しています。
費用・休む日数・もつ期間を「1年あたりの総額」で比べる

たるみの美容医療は、1回の値段ではなく「1年あたりの総額」と休む日数で比べると、後悔しにくくなります。
費用の目安
全国の美容クリニック・皮膚科の公式サイトに載っている通常価格(税込。初回・モニター・キャンペーン・セット価格は除く)の中央値です。
HIFU・糸リフト・ヒアルロン酸・フェイスリフト手術は2026年10月に集めたもの、高周波(RF)とフラクショナルレーザーは2026年11月2日に、同じ一覧の102院の料金ページを開き直して数えたものです。
| 方法 | 費用の目安(中央値)と その後の目安 |
|---|---|
| フェイスリフト 手術 | 1回880,000円(32院)。 料金表に日数を書いていた院の多くは、大きな腫れ・内出血が1〜2週間 |
| 糸リフト (溶ける糸) | 1本22,000円(43院)。 実際には何本も使う。 6か月後には弱まり、12か月後にはほとんど失われるという報告(指針) |
| HIFU (医療機関) | 顔全体1回77,000円(23院。 半分の院が57,750〜110,000円) |
| 高周波 (RF) | 顔全体1回88,000円(17院。 半分の院が58,800〜121,000円) |
| フラクショナル レーザー | 顔全体1回49,500円(10院。 半分の院が35,750〜66,000円) |
| 注入 (ヒアルロン酸) | 1ccあたり61,050円(48院)。 数か月〜1年ほどで吸収される(指針) |
高周波(RF)は、顔全体と範囲を書いて1回の料金を載せていた院だけ、フラクショナルレーザーは炭酸ガス・エルビウムなどのフラクショナルレーザー(ピコレーザーは除く)で顔全体の料金を載せていた院だけを数えました。
どれも料金表の価格で、実際の費用は量・本数・ショット数・麻酔代・診察料で変わります。料金を公開していないクリニックは入っていません。
同じ「顔全体」でも、高周波(RF)は最安16,500円から最高385,000円まで、院によって大きな幅がありました。見積もりは「どこまでの範囲に、何ショットか」をそろえて比べてください。
1年あたりの総額の例
中央値で計算すると、たとえば次のようになります。
- HIFUを年に1〜2回:年に約7万7,000〜15万4,000円
- 高周波(RF)を年に1回:年に約8万8,000円
- フラクショナルレーザーを年に3回:年に約14万8,500円
- 糸リフトを10本:1回約22万円。効果が1年ほどで薄れるので、続けるなら毎年かかる
- ヒアルロン酸を2cc:1回約12万円。1年に1〜2回なら年に約12万〜24万円
- フェイスリフト手術:1回約88万円
指針も糸リフトについて、定期的に受けると高額な費用がかかる可能性があることを、受ける前に十分説明するよう書いています(指針 72ページ)。
月に美容に使える額が決まっているなら、1年の総額を12で割って、毎月の予算に収まるかを確かめておくと安心です。
ほうれい線に絞った費用と1年の総額は、ほうれい線の美容医療は6種類|原因別の選び方と1年の費用で紹介しています。
痛みと休む日数は「人に気づかれない日」で考える
痛みと休む日数は、「大きな腫れが引く日」ではなく「人に会っても気づかれない日」で考えると、仕事の予定を立てやすくなります。
- フェイスリフト手術:抜糸は術後5〜7日、大きな腫れ・内出血は1〜2週間と書く院がほとんど。仕事を休む前提で計画する
- 糸リフト:くぼみ・左右差・内出血・痛みが出ることがあり、多くは一時的(指針)
- HIFU:切らず、針も使わない。照射中〜照射後に、一時的な痛み・赤み・むくみ・内出血が出ることがある(指針)
- 高周波(RF)・フラクショナルレーザー:やけど・傷あと・色素沈着の副作用に注意(指針)。赤みが引くまでの日数は機器と強さで違うので、受ける院に聞く
- 注入:針のチクッとした痛みと、内出血が出ることがある
どの施術にも、腫れ・内出血・左右差などのリスクがあり、ゼロにはなりません。起きたときにどこでどう対応してもらえるかも、受ける前に確かめておきましょう。
受ける前に:厚生労働省の4つと、医師に聞く5つ

受ける前に、厚生労働省の4つのチェックと、医師に聞く5つを紙に書いて持っていけば、その場で決めずに落ち着いて比べられます。
厚生労働省の4つのチェック
厚生労働省は、ページ「確認してください!美容医療を受ける前にもう一度」の見出し「美容医療を受けようと考えている方は、施術前にチェックを!」で、次の4つを確かめるよう呼びかけています。
- 使用する薬などがどのようなものか、自分でも説明できますか?
- 効果だけでなく、リスクや副作用などについても知り、納得しましたか?
- ほかの方法や選択肢の説明も受け、自分で選択しましたか?
- その美容医療は「今すぐ」必要ですか?最後にもう一度、確認しましょう。
説明を受けていないことがあれば、医師に聞きます。契約や解約で迷ったときは、消費者ホットライン188に相談できます。
医師に聞く5つ
聞いた答えは、その場で紙に書き留めます。数字・期間・リスクの言葉はあいまいなまま残さないようにします。
- 私のたるみは、肌のハリの低下と輪郭の下がりのどちらが中心ですか
鏡で見当をつけた内容と照らし合わせると、説明がわかりやすくなります。 - この方法で何が変わり、何は変わらないのですか
変わらない部分を聞いておくと、「思っていたのと違った」を減らせます。 - 使う機器・糸・薬の名前は何ですか。国内で承認されたものですか
HIFUの機器や糸リフトの糸は、指針の時点で国内の承認品がありませんでした。 - 何ショット・何本・何cc使い、どのくらいもちますか。1年あたりいくらになりますか
見積もりの内訳を、範囲とショット数をそろえて聞きます。 - 腫れや内出血は何日くらい続きますか。起きたときの対応はどうなりますか。その場で決めなくてもよいですか
見積もりや説明を書面でもらえるかも、あわせて聞きます。
「おすすめ」「ランキング」や、韓国で受けるときも同じ5つで確かめる
「たるみ 美容医療 おすすめ」「ランキング」で上位に出る方法が、自分のたるみの深さに合うとは限りません。参考にするときも、上の5つで確かめます。
韓国など海外で受ける場合も、確かめることは同じです。言葉や制度が違うぶん、使う薬や機器を自分で説明できるか、起きたときにどこで対応してもらえるかを、特に意識して確かめておきましょう。
まとめ:深さの見当をつけ、候補を1〜2つに絞り、聞くことを紙に書く
- たるみの美容医療は6種類(フェイスリフト手術・糸リフト・HIFU・高周波(RF)・フラクショナルレーザー・注入)で、変えるものがそれぞれ違います。
- 肌のハリの低下が中心なら切らない機器や注入、輪郭の下がりが中心なら糸リフトや手術が候補です。変化が大きいほど、負担と費用も大きくなります。
- 学会の指針では、切らない機器3つも糸リフトも「弱く推奨」です。1回の値段ではなく、1年あたりの総額・休む日数・承認の状況で比べます。
今日からできることは、次の3つです。
- 鏡の前で、正面・あごを引いた顔・横顔・指で持ち上げた顔の4つを見比べて、深さの見当をつける
- その深さに合う候補を1〜2つに絞る
- 医師に聞く5つを紙に書き出す
ほうれい線が主な悩みの方はほうれい線の美容医療は6種類を、目の下のたるみが主な悩みの方は目の下のたるみを取る方法は3つ|4タイプ別の選び方を、しわ全体が気になる方はシワ改善の方法は3つをご覧ください。
その場で決めなくてかまいません。紙に書いた質問を持って、落ち着いて比べてください。
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私たちの想い
私たちが目指しているのは、単なる美容サービスの提供ではありません。
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